• 「RS-232C」または「RS422」インタフェースで接続されたCNC工作機械に対しCAD/CAMなどで作成されたNCプログラムをネットワーク経由で高速転送するクライアント/サーバ型 DNCシステムです。 FTP通信にも対応していますので、LAN仕様のデータサーバ（FTPサーバ）にも転送可能です。

特 長

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• パソコン1台で、RS-232C通信ボード(PCI対応)を付加することにより最大10台までのCNC工作機械に、NCプログラムを同時転送することができます。
  転送プロトコルは、プロトコルBの他に、FANUC/TOSNUC/OKUMA仕様のプロトコルAにも 対応可能です。

• 機能仕様	豊富な機能で生産現場の効率化に貢献します！
  転送機能	ダウンロード運転、スケジュール運転、連続加工運転、複合連続加工運転、 アップロードサブプログラム展開(M98、CALL、G72、繰返し、多重度10)
  NCデータ変換	単位変換、小数点変換、スケーリング、ミラー(X/Y/XY)、座標回転(90度/180度/270度)文字列変換、 複数行文字列変換、コード削除、行削除
  ファイル管理	ファイル編集・削除・コピー・変名・フォルダ作成、他のアプリケーションへのリンク
  編集機能	ファイル編集、加工スケジュール編集
  加工条件入力	ワーク番号、パレット番号、工具番号、回転速度、送り速度、長補正値(アドレス)径補正値(アドレス)、 工具補正値データ(G10)、ユーザ定義用(10種類)
  転送履歴表示	(100件)
  転送速度	150、300、600、1200、2400、4800、9600、19200、38400(RS232C/RS422変換器必要)
  データサーバ対応	ファナック(株)社製のFTPサーバ機能付データサーバに対応

システム構成イメージ

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• ※ 外部からの影響を受けにくい、光ケーブルでのご提案も可能です。

導入効果

• • 大容量NCプログラムの高速転送
  • 長時間スケジュール運転による無人化
  • RS-232Cインタフェースを持たない、古いNC工作機械の有効活用
  • DNCファイルサーバ上で、NCプログラムの一元管理
  • CAD/CAMからCNC工作機械へのデータ供給をオンライン化
  • CAMからの出力NCプログラムの標準化(簡易ポスト処理)
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NCデータ変換

• R-DNCでは、NCデータ変換の設定がGUI化されています。
  変換内容を最大10種類まで定義することができ、転送時に変換内容を切り換えることが可能です。
  CAD/CAMで作成するNCプログラムを標準化し、各CNC装置メーカに合わせたGコードはもちろん補助機能（M・S・T・B） などを転送時に自動変換します。

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• • 基本単位変換
  • 単位変換
  • 小数点変換
  • 文字列変換
  • 範囲変換
  • 倍率変換(スケーリング)
  • 行削除
  • コード削除
  • 複数文字列変換(5種類)
  • CAD/CAMで作成されたNCプログラムを手打ちで修正する必要がなくなります。

簡易ポスト処理

• 各工具毎に分割されたNCプログラムの先頭部に、予め作成したポスト処理用プログラム(加工前段取である「工具交換」「座標値」「切削条件」等)を付加することで、簡易ポスト処理が行えます。
  例えば、

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• • ※ ポスト処理用作成ファイルとして下記のファイルも用意してあります。
  • スケジュールヘッダ
  • スケジュールフッタ
  • プログラムヘッダ
  • プログラムフッタ
  • パレット交換ファイル
  • 工具交換ヘッダファイル
  • 工具交換フッタファイル
  • 工具無交換ファイル

データサーバ対応(FTP転送)

• RS-232CまたはRS422で接続されたNC工作機械と同じ操作方法で、データサーバとの送受信が行えます。
  スケジュールされたNCプログラム、サブプロ展開されたNCプログラムはもちろん、簡易ポスト処理されたNCプログラムも送信可能です。
  ※上記運用方法により、NC側でのサブプログラム展開(M198)を利用しなくても、DNC運転が可能になります。
  NC装置でのメインプログラム作成不要！

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CAM工程リスト(加工指示書)のインポート

• CAMの工程リスト(CSV形式)より、NCプログラム名・加工順序・加工条件等を予め定義した形式でインポートする機能です。
  ※定義できるインポート形式は「複数」作成可能ですので、各社CAMの出力フォーマットに簡単に対応することができます。

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